アルツハイマーとは?意味や症状、認知症との違いなど全解説します

高齢者の病気で時折耳にするアルツハイマーという言葉。

「深刻な病気だということはわかるけど、詳しくは知らない」という方が多いのではないでしょうか?

本記事ではアルツハイマーについてわかりやすく解説していきます。

また、認知症との違いもご紹介していきます。

アルツハイマーとは?意味を解説

アルツハイマーとは?意味を解説

アルツハイマー(Alzheimer)の正式名称は「アルツハイマー病」といいます。

アルツハイマー病とは脳の疾患です。

アロイス・アルツハイマー博士の名前にちなんでこの病名がつけられました。

現在、日本ではこのアルツハイマー病になってしまう方が増えてきており社会的に問題になってきています。

薬や手術でも完治する方法は見つかっておらず、日常生活に支障をきたすようになるとさまざまな問題は発生します。

アルツハイマーの特徴

アルツハイマー病の特徴は脳細胞の働きが失われていくことです。

そしてその変化はもとに戻ることはなく、徐々に進行していってしまいます。

記憶の障害が出やすいのも特徴であり、それに伴って他の症状も出現します。

だんだんと脳の機能が低下してきてしまい、最後に死の転機を迎えることになります。

認知症との違いは?

アルツハイマー病と同じぐらい耳にするのが認知症ですが、この2つの違いはご存知ですか?

簡単にいうと認知症の原因アルツハイマー病です。

両者は似ていますが少し違います。

  • 認知症状態を表している
  • アルツハイマー病病気の名前

このような違いがあります。

認知症というのは病気の名前ではなく症状の総称、つまり状態のことを表しています。

認知症の定義は、「脳の障害によって認知機能が低下し、日常生活に支障をきたした状態」です。

上記の文言をみると病気ではなく、状態のことをいっていることがわかりますね。

早期発見はできる?予兆は?

認知症の原因になってしまうアルツハイマー病ですが、早期発見は可能なのでしょうか?

残念ながら100%の確率で早期発見できるものではなく、定期検診や普段の様子がおかしいなどの理由で受診をした際に発見されることが多いです。

しかし、予兆となる症状もあるのでご紹介します。

  • 服装をあまり気にしなくなる
  • 趣味などへの関心が薄れる
  • 家事がうまくできなくなる、苦手になる
  • 記憶があいまいになる

このようなことが予兆として起きているとアルツハイマー病の可能性があります。

「日常生活は特に問題はないけど、最近なにか様子がおかしい」
そのように感じる場合は一度病院で検査を受けることをおすすめします。

脳の異常でアルツハイマー病は起こるため、外からははっきり確認することができません。

そのため、普段の生活や様子をしっかりと見ておくことが早期発見につながる第一歩となります。

アルツハイマーの種類

ひとえにアルツハイマー病といっても、いくつかのステップがあり、種類が分かれています。

急にアルツハイマー病になるのではありません。

アルツハイマー病の段階ごとの種類をご説明します。

症状が認められない脳内の変化の時期

脳の細胞が失っていく初期の段階では症状はまだみられません。

健康診断や定期検診などで脳のMRIやCTを撮影した時に早期発見されることもあります。

しかし、実際には脳内の細胞の変化があったとしてもアルツハイマー病や認知症になってしまうと断言できないようです。

MCI(軽度認知障害)

症状はでないが、脳の変化は認められる状態を過ぎると今度はMCIになります。

MCIとは簡単にいうと、アルツハイマー病の一歩手前の状態です。

日常生活には支障はないが、正常ともいえないような段階のことを指します。

現在、日本にはこのMCIになっている高齢者が400万人いるといわれています。(2012年時点)

MCIには次のような症状が出ることがあります。

  • 少し前に行われたイベントの記憶があいまいになる(結婚式など)
  • 金銭管理が苦手になる
  • 家事や買い物でミスが多くなる

特徴としては、苦手なものが多くなるが日常生活で重要なトイレ、入浴、食事、着替えなどの基本的な動作は問題ないという点です。

そのため、気にしなければいつも通り生活できてしまい、発見が遅れることがあります。

アルツハイマー病

MCIの状態から進行するとアルツハイマー病になります。

この状態になると脳の機能の多くを失われており、生活が困難になってきてしまうケースがほとんどです。

アルツハイマーの症状を経過と共に解説

今度は症状を経過とともにみていきましょう。

初期症状を知っておくことで早期発見につながるケースもあるため、重要な部分です。

アルツハイマー病の経過を追っていきます。

初期症状

まず特徴的なのは記憶の障害が出ることです。

記憶の障害がでると以下のような症状は出るケースが多いです。

  • 道で迷子になる
  • 同じ質問を繰り返してしまう
  • 食事したことを忘れてしまう
  • 失くし物が多くなる
  • 日常生活の動作に時間がかかるようになる

症状がでない脳内の変化の時期、MCIの時期で発見されることもあります。

しかし、ここまでくると日常生活に不自由さが目立つため、アルツハイマー病の初期の段階で発見されることも非常に多いです。

中期症状

記憶の障害に始まり、他の障害も現れてきます。

言葉や思考、感覚の分野にいたるまで脳に関連するものは幅広く障害されます。

中期症状としては以下のことが現れるケースが多いです。

  • 人の顔が認識しづらくなる
  • 時間や日付がわからなくなる
  • 着替えが難しくなる
  • 家の中の場所が覚えられなくなる(トイレなど)
  • 妄想が起こることもある
  • 新しい状況が苦手になり、不安を覚えやすくなる

末期症状

末期になると脳の異常から身体機能にも影響が出てきます。

以下のような症状が現れることが多いです。

  • 尿や便がうまく調節できなくなる
  • 歩きづらくなる
  • 睡眠時間が長くなる
  • 意識がもうろうとする
  • 食べるのが苦手になる

脳は体の機能をつかさどっているため、最終的には寝たきりになってしまい、動くことも困難になってしまいます。

老人ホームなどの施設は利用すべき?

アルツハイマー病になり、老人ホームを利用する方もいます。

しかし、家族や周りの支援者によって利用する施設は変わります。

老人ホームを利用する方の多くは次のような理由が多いです。

  • 一人暮らしのため介護する人がいない
  • アルツハイマー病が進行し家族の介護では困難
  • 在宅で介護サービスを利用しているが、家族の疲労が限界にきた

アルツハイマー病になってもサポートをすれば、普段と変わらない生活をしていくこともできます。

しかし、病気が進行し介護の手が回らなくなったときには老人ホームに入所することもあります。

また、老人ホームの種類によってアルツハイマー病の受け入れができない施設もあるため、検討する場合は事前にチェックすることをおすすめします。

老人ホームを探してみる

平均寿命からみる介護期間

アルツハイマー病の平均寿命は8~9年だといわれています。

しかし、あくまでも平均であり、10年以上生きる方も珍しいケースではありません。

もしも自宅で介護を最後まで行う場合、アルツハイマー病の介護期間は平均寿命と比例します。

とても長い期間介護を行うことになるので、介護保険サービスを利用したり、施設への入居を検討することもあります。

まとめ

アルツハイマー病は認知症の原因になる病気です。

現在では、完治する方法は確立しておらず進行を緩やかにする方法が主流です。

普段の様子から早期発見ができるので、常日頃からコミュニケーションをとることが重要となります。

本記事がお役にたつと幸いです。

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