介護とは?看護・介助との違いは?意味や等級について全解説!

日本で高齢者が多くなっている現在、当然ながら介護をする側の人も多くなっています。

また、介護以外にも似た言葉で看護介助というものもあります。

これらの言葉はどのように違うのでしょうか?

言葉の違いを解説しながら、介護について詳しく見ていていきましょう。

介護とは?

介護とは?

介護の言葉の意味をweblio辞書で調べると、

高齢者・病人などを介抱し世話をすること。

weblio辞書より引用

以上のように解説されています。
介護とは、病気や老化などの影響によって、日常生活が困難にある人を助ける行為のことをいいます。

看護や介助との違いは?

介護について解説するにあたり、まず本章で言葉の違いを整理しておきましょう。

介護 病気や老化などの影響で日常生活が困難にある人を助ける行為
看護 さまざまな人が健康を取り戻し、質の高い生活ができることを目的とした行為
介助 病気や老化などの影響で日常生活の動作が困難な場合に援助する具体的な行為

介護や介助は日常生活を安全に過ごすためのサポートがメインです。

看護は医療的サポートをメインとした行為です。

図でそれぞれの違いを簡易的にみると以下のようなイメージになります。

介護と看護は違う分野ですが、全く違う行為かというとそうではありません。

少なからずお互いの分野が重なっている部分があります。

また、介助は介護の考え方の一つです。

介護の種類

介護の種類

介護と一口にいってもさまざまな形の提供の仕方があります。

ここでは表にまとめながら見ていきましょう。

居宅サービス 自宅で生活をすることを前提に考えられたサービス
施設サービス 施設に入所しながら受けるサービス
地域密着型サービス 居宅サービスと施設サービスの中間の役割を果たしている

居宅サービス

居宅サービスには大きくわけて3つの分類があります。

  • 訪問介護や訪問入浴介護などの自宅訪問系
  • デイサービスなどの自宅から通う通所系
  • ショートステイなどの一時的な施設入所系

自宅での生活を基本にしながら本人にあった介護サービスを提供していきます。

いずれの施設も長期的な入居はおこなっていません。

施設サービス

施設サービスには3種類あります。

  • 介護老人福祉施設サービス
  • 介護老人保健施設サービス
  • 介護療養型医療施設サービス

いずれも施設への入所を前提としており、24時間体制で介護を受けることができます。

また、民間企業が運営する有料老人ホームもここに含めることができます。

地域密着型サービス

その地域に住んでいることを条件に利用することのできるサービス。

主なサービスは以下のようなものです。

  • 小規模多機能型居宅介護
  • 夜間対応型訪問介護
  • 認知症対応型共同介護生活

地域密着型サービスのため近隣の市区町村に住んでいる方は利用することができません。

その地域に在住の方限定のサービスになります。

介護における等級とは?

介護における等級とは?

介護が必要な状態になると、介護認定を受けることができます。

日常で介護が必要な度合いによって等級が決められます。

一般的に以下のような基準があります。

介護度 低下している日常生活能力
要支援1 起き上がり、立ち上がり
要支援2 買い物、日常生活での意思決定
要介護1 買い物、日常生活での意思決定
要介護2 歩行、つめ切り、金銭管理、簡単な調理など
要介護3 寝返り、排尿、排便、着替え
要介護4 座位保持、立位、洗顔、洗髪
要介護5 麻痺、食事摂取、記憶

厚生労働省老人保健課 要介護認定の仕組みと手順より引用

介護認定調査員の判断や主治医の意見書によって総合的に判断され、要介護度が決まっていきます。

介護度について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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介護施設とは?

介護施設とは?

介護施設とは主に入居を前提とした施設のことです。
いくつかの種類があるためご紹介していきます。

主に介護が必要な方を対象とした介護施設

ここで紹介するのは介護が必要な方を対象にしている施設です。

民間が運営している施設と自治体が運営している施設に分類することができます。

介護付き有料老人ホーム 民間が運営している施設。
食事、清掃、洗濯などの生活支援や介護サービス、リハビリなどが受けられます。
住宅型有料老人ホーム 民間が運営している施設。
食事、清掃、洗濯などの生活支援が受けられます。
介護サービスを利用したい場合は外部のサービスとの契約が必要です。
特別養護老人ホーム 公的な施設です。
生活支援と介護サービスが受けることができます。
基本的に要介護3以上の方が利用することができます。
介護老人保健施設 自宅復帰を目的とした公的な施設です。
入居できる期間は3~6か月となっており、生活支援を受けながらリハビリや医療的管理をしていきます。
介護療養型医療施設 公的な施設です。
医学的管理が必要な方が入居でき、医師も配置されています。

主に自立している方を対象にした介護施設

続いてご紹介するのは主に自立で生活できる人を対象とした介護施設です。

一人暮らしへの不安を抱えている人などが利用しています。

サービス付き高齢者住宅 介護の資格を保有しているスタッフが常駐している施設。
安否確認と生活相談を受けることができます。
分類としては賃貸住宅に属します。
健康型有料老人ホーム 日本では数が少ない施設です。
食事サービスがついた老人ホームです。
費用は高額ですが、その代わり温泉やスポーツジムなど充実した設備がそろっています。
ケアハウス 経済面や環境面に不安を抱えている方が利用することができる施設。
助成金を利用して施設を運営しているため、比較的安い費用で入居することができる。

介護に関わる資格

介護に関わる資格

介護に関わる資格は多くあります。
資格の種類とその特徴についてご紹介していきます。

資格の種類 資格の区分
介護職員初任者研修 民間資格
介護福祉士実務者研修 民間資格
介護福祉士 国家資格
介護支援専門員(ケアマネージャー) 民間資格
福祉用具専門相談員 民間資格
同行援護従業者養成研修 民間資格
レクリエーション介護士 民間資格

介護福祉士が介護に関わる資格の中で唯一の国家資格となります。

他のものは全て民間資格です。

以下からそれぞれの資格について簡単に解説します。

介護職員初任者研修の仕事内容

2013年4月以前はヘルパー2級と呼ばれていました。

ヘルパー2級の資格廃止に伴い、後継として作られた資格です。

介護施設や訪問介護の方はこの資格を保有しています。

主に高齢者介護をおこなうのがメインの仕事です。

介護福祉士実務者研修の仕事内容

介護施設の責任者として働くことができる施設です。

介護職員初任者研修よりも難易度が高い資格であり、より深い知識で介護サービスをおこなうことができます。

介護施設の管理者はこの資格を保有していることがほとんどです。

介護福祉士の仕事内容

介護施設の相談員が保有している資格です。

高齢者の実際の介護だけでなく、介護に関する相談をおこなうことが可能です。

介護に関する資格の中で唯一の国家資格です。

介護支援専門員(ケアマネージャー)の仕事内容

介護を必要とする高齢者と介護サービス事業所との調整・連絡をおこなってくれます。

どのようなサービスを組み合わせれば、最善の生活ができるかという介護全体の計画もたててくれます。

介護サービスの中で司令塔的な役割を担っています。

福祉用具専門相談員の仕事内容

介護の際に必要な福祉用具のアドバイスをしてくれる。

福祉用具のレンタルや購入ができる事業者に勤務しています。

同行援護従業者養成研修の仕事内容

視覚障害者の移動の際に同行してくれます。

移動の援助や外出先での排せつ・食事・代筆・代読なども行います。

レクリエーション介護士の仕事内容

2014年9月にできた比較的新しい資格です。

高齢者の楽しみや喜びを目的としてレクリエーションをおこないます。

主に介護施設に勤務しております。

まとめ

介護まとめ

介護とはこれからの時代に必要不可欠なものです。

介護、看護、介助の違いはありますが、共通していることは「困っている人のサポートをする」ということです。

介護をされる人のニーズの多様化に伴い、さまざまな形で介護サービスが提供されています。

介護サービスをどのように組み合わせるかによって、暮らしの快適さが違ってくるため、比較検討は重要です。

ケアマネージャーが中心となって介護計画をたててくれますので、わからないことは相談し、納得したうえで利用することをおすすめします。

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